日本に生息するシロアリ
シロアリはもともとは、熱帯・亜熱帯地方に集中して住んでおり日本はシロアリにとってそこまで適した環境ではありません。そのため、日本に生息しているシロアリはそこまで多くはありません。
数字で見てみると、世界中で確認されているシロアリの種類は、約2500種類です。
その中で日本に生息しているのが17種類です。
この17種類の内、建物に被害をあたえるシロアリは3種類です。
●ヤマトシロアリ
●イエシロアリ
●アメリカカンザイシロアリ
建物に被害を与える3種類のシロアリの特徴
ヤマトシロアリ 寒冷地を除き、ほぼ日本中にいる一般的なシロアリです。
建物へ被害を出すシロアリの多くはこのヤマトシロアリです。
特徴は、巣を作らず材木の食べたところを巣として生活をします。
イエシロアリ 本州千葉以西の温暖な沿岸地域、四国、九州、沖縄に生息しています。
加害速度が速く被害は建物全体におよび、激しい被害を出すのがイエシロアリです。
イエシロアリは建物や土中に塊状の大きな巣を作ります。
アメリカカンザイシロアリ 名前のおとりアメリカ産の外来種です。これまでに、千葉、東京、神奈川、大阪、兵 庫、和歌山、広島、鹿児島ほかの各都府県の一部で発見され、
土の中には住まず、乾いた木材を加害し、被害は建物全体におよぶ。
シロアリと羽アリの違い
シロアリと羽アリは見た目や呼び名が違う為、別の種類と思ってい方も少なくありませんが、
実は同じシロアリです。ただし、役割が違います。
羽アリは巣の規模がある程度成熟して時期が来ると巣別れします。
普段見るシロアリは働きアリで、羽アリは次のシロアリの王・女王となる為に巣別れをします。
羽がある為、遠くまでの移動を可能にします。
羽アリの群飛時期
春・夏は平均気温が高くなる為、シロアリの活動が活発になり、最も被害が発生しやすくなる時期です。
活動するシロアリの種類と活動状況
11月~3月頃 基本的に巣の中でじっとしている
4~5月頃 ヤマトシロアリ、羽アリの群飛
6~7月頃 イエシロアリ、羽アリの群飛
6~11月頃 アメリカカンザイシロアリ、羽アリの群飛
実は年中シロアリはいる?
冬の時期になるとシロアリを見ることがなくなりますが、
シロアリは冬の時期はいなくなるのでしょうか?
シロアリは気温が6度以下になると活動をやめることが多くなります。
ですが、決してシロアリがいなくなることはありません。床下や巣などに隠れているだけです。
シロアリは冬眠はしないので、温度が低いとただじっとして冬を越します。
なので、暖かい場所であれば冬でも問題なく行動します。
冬場でも暖房器具によって、室内の温かさが床下にまで伝わり、活動を停止していたシロアリを起こし、活動させることになります。また暖房を使うことによって、外と室内の寒暖差が大きくなり、結露を発生させたり、加湿器を使うことによって、湿度を好むシロアリを元気にしてしまうことにもなります。
冬はシロアリが出にくい季節という認識は間違っており年間を通して、
シロアリの発生には注意しておいた方がいいでしょう。
シロアリ駆除に適した時期とは?
一般的にはシロアリの活動時期とされていますが、シロアリを発見したらすぐに駆除しなければ、
被害はどんどん大きくなっていきます。
また、駆除は大切ですが、予防対策をすることはとても重要です。
シロアリが発見した時点ですでに建物に被害が発生しています。
予防をしっかりとすることで、未然に防ぐことができ、建物が長持ちします。
さらに、被害が大きい場合は補強や修繕が必要になってきますので、費用面でも予防をしっかりとした方が、
抑えることができます。
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